頭痛
頭痛には大きく分けて、頭の中に病気がなくて起こる一次性頭痛と、頭の中の病気によって起こる二次性頭痛の二つのタイプがあります。
一次性頭痛
一次性頭痛は命に関わることは少ないものの、日常生活に支障を来すことがあり、適切な診断や治療を受けられることをお勧めします。
二次性頭痛
二次性頭痛には、くも膜下出血や脳出血など脳の血管が切れて起こるものや、脳腫瘍（頭の中のできもの）、髄膜炎や脳炎など頭の中にウイルスや菌が入って起こるものがあり、迅速な診断と治療が必要になります。
手足に力が入らない、顔が曲がっている
手足（特に片側）の力が入らなかったり、顔が曲がっているなどの症状は神経の病気で起こる可能性があります。
特にこれらが急に起こった場合は脳卒中（脳出血や脳梗塞）の可能性が高くなります。すぐに治療することで悪化を防げる可能性もありますので、このような症状が出た場合には躊躇せずに救急車を呼ぶか、当クリニックにご相談ください。
めまい、目がまわる
めまいの多くは三半規管の障害や血圧、貧血などの内科的な原因で起こりますが、頭痛を伴う場合や麻痺を伴う場合、うまく話せないなど言語の障害を伴う場合、長期間続く場合などは頭の病気が隠れていることもあります。
ご心配な方は頭部の検査をお勧めします。
言葉が出ない、ろれつが回らない
他人の言葉が理解できなかったり、言葉が出てこないような症状を失語症と言います。ろれつが回らなくなることを構音障害と言います。
失語症では言語を司る脳の機能に、構音障害では舌や顔を動かす脳や神経の機能に問題が生じて起こることがあり、急にこれらを生じた際はすぐに受診されることをお勧めします。
そのほかに
急にものが二重に見えるようになった、急に片側のまぶたが下がったなどの症状も脳の病気が原因で起こることがあります。
また、手足がけいれんする、頭をぶつけた、物忘れが進行してきたなどの症状で心配な際にも受診ください。
脳ドック・健康診断・予防接種も行っております。お気軽にご相談ください。